石川県立図書館

2022
所在地 : 石川県金沢市
建築主 : 石川県
設計 : 仙田 満 + 環境デザイン研究所
家具・什器設計 : 川上デザインルーム
サイン計画 : 廣村デザイン事務所
照明計画 : ライティングプランナーズアソシエーツ
展示計画:トータルメディア
写真 :
大倉 英揮(黒目写真館)
Nacasa & Partners Inc.
藤塚 光政 (helico)

図書館は単なる読書、学習空間のみならず、新たな情報収集やライフスタイルの体験や発信を誘発する開かれた文化装置である。

回遊式のスロープと階段状の大閲覧空間は刺激的で、車椅子でも平易にアプローチのできるアクセスビリティーの高い空間である。

各階の書架が並んだ周囲にある閲覧エリアには、大テーブル、キャレル、ブース席、サイレントルームなどが用意されている。

椅子の選定においては、エポックメーキングなものも含む既成のものや新しくこの図書館のためにデザインしたもの、シンボル的用途のものなど基準は一定ではなく、全体の調和を考慮に入れつつ、智に向かう文化度の高い土地柄に相応しいオーセンティックな環境作りを心がけた。図書館の基本である「本を楽しむ、知のために探す、本と共に考える」という行為が豊かになるよう、使う視点で選んだ約500席の様々な椅子が用意されている。

館内は東西南北のエリア毎に加賀五彩を用いた色分けがされており、家具も各エリアと同系色の色彩となるよう個々の張地を選定することで、エリアとしての統一感を生むように工夫している。