日本のデザイン展 − 伝統と現代

1984
モスクワ
主催:西武流通グループ / 日本対文化協会 / ソ連文化省
後援:国際交流基金 / 文化庁 / 在日ソ連大使館
協力:吉田光邦 / 田中一光 / 栄久庵憲司 / 小池一子
会場構成:川上元美
会場:ソ連邦美術家同盟中央作家会館

日本とソ連との文化交流は1978年から始まり、その中に、西武流通グループが進めるソ連との文化交流第二次五カ年計画があった。その第一弾として「日本デザイン展」をモスクワで開催した。海外で開くこの種の展覧会では当時最大規模だった。「衣」、「食」、「住」、「遊」、「工業デザイン」と五つの分野で構成され、伝統工芸品から現代の日用品、約2,000種類、4,000点を超える展示品を用意し、日本の文化を広く紹介することになった。他にも、映像と音楽によるイベントも盛り込み、過去と現在を総合的に表現した。ソ連内では初の試みで、これが経済交流の拡大につながると期待された。また、第二次計画はソ連の文化を日本で紹介するばかりでなく、日本の文化も積極的に紹介することで、本来の意味での「交流」に発展させた。

モスクワ発のタス通信は、「優美な形式と合理的な構造をあわせもつ日本の数世紀にわたるデザインを一望のもとにとらえることができる」展覧会として、現地での好評ぶりを伝えていた。